Fate/stay night

Fate/Stay night DVD版

ブランド TYPE-MOON
発売日 2004年01月30日
ジャンル 伝奇活劇ビジュアルノベル
原画 武内崇
シナリオ 奈須きのこ
音楽 KATE / NUMBER201

シナリオ

とにかく長い!!
ボイスなしでここまで長いとは。。。
しかもルートが3つしかなくこの長さ、合間合間にギャグがあって気を抜けるからなんとかけど。
話としてはうまいの一言ですね!
全体の構成もうまいし、布石も打ちも消化もしっかりしてる。
いい意味でいろいろ裏切ってくれたり、文句なし!
(正直細かい疑問はあるけど、そこまでつっこむのは疲れるので放置)
ただ問題としてはテキストが難しいってことかな。
戦闘描写は上手くて白熱するけど、難しい比喩表現や言い回しが多くて疲れる。
こういうのに慣れてない人はきついだろうな〜
あと物語上仕方ないとはいえ説明が多すぎる。
わかりにくくて読み返してたりしてたらかなり時間がかかった。

グラフィック

かなり多い!
でもイベントCGはそんなに多くなく戦闘用CGが半分を占める。
同じ場所でも日の具合や場面状況により背景がかわり結構豊富。
しかし背景やイベントCGがどうのこうのというよりこの作品で一番すごいのがスクリプトによる演出!!!
もう演出が絶妙で最高です!
一枚のCGでもそのまま見せずにアップにしたり分割してコマ出しにしたり、見せ方が本当にうまい!!

立ち絵

かなりの枚数があります!
表情の描写がみごとに表されています。
しかもころころ立ち絵が変わりアニメーションとは言えずともパラパラ漫画程度のものまである。
あいかわらずこちらでも演出は絶妙です!
立ち絵の通常のと近いのは結構あるけど、近い通常遠いの3段階は珍しい。

音楽

戦闘面に特化した音楽たちですね。
戦闘用の音楽が実に気分を高揚されてくれます。
あとOPは最高ですね自分としてはアニメのほうのが好きですが、EDはあまり印象に残らなかった。
どっちかっていうとイリアの歌のほうが印象に残ってたり。。。

操作性

スキップは通常スキップと場面ごと飛ばすスキップがあり便利!速さも申し分なし。
セーブやロードも勝手にマウスポインタを定位置に移動してくれるから便利。
できればクイックセーブ&ロードもほしかったけど・・・
あと回想機能はほしかった。
Hシーンのはいらないけどエピローグの回想とタイガー道場の回想がほしかったな。

ムービー

前編アニメーションです。
OPの出来としてはまぁまぁかな。
シーンの選びはいいんだけどいかんせん音楽と合ってない。
作画面ではアニメのほうが出来がいいけど、シーンの選びはこっちのほうがいいな。
多分アニメのほうでは原作にあったけど出来ない話があるから使える絵が少なかったんだと思う。

↓↓↓↓↓↓ 以下ネタバレあり ↓↓↓↓↓↓

ルート別感想

Fate

うん!おもしろかった!
確かにおもしろかったけど未消化の部分が多すぎて手放しでは満足できなかった。
相変わらず別離エンドはあまり慣れないな・・・
なんつーかほんとに王道ストーリーで熱血ストーリーって感じ?
セイバーのキャラは好きです!
何キャラっていうんだろこういうの?とりあえずはらぺこでいいか(笑
王として生きてきたのにどうやったらこんないいキャラに育ったのか謎だ。

Unlimited brede works

Unlimited brede works かっけぇぇぇ!!
アーチャーかっけぇぇぇぇぇ!!!熱い熱すぎるよこの話!!
そして凛がとにかくイイ!!もう仕草が反則的にかわゆい。
しかしそれ以上にアーチャーに惚れたのは内緒だ。
Fateルートで布石みたいなの振りまいといて未消化な部分が消化できてすっきり♪
アーチャーが士郎だなんて見事にだまされましたわい。
凛というよりまんま士郎ルートだね

hevens feel

ここでライダーの好感度急上昇!!
ライダー姐さん華麗です!!
最後にライダーが摘んできたって言う士郎の姿がすごく気になる!!摘んできたって・・・
綺礼も好感度アップ!!
なんかすごくかっこいいんですが!!めちゃ強いし。代行者だし。ラスボス的位置にいるし。
つーか桜エロ!!
ここにきて桜のイメージがかなり変わった・・・エロくなるわ黒くなるわ。
熱い話って感じじゃなく聖杯戦争の真実へ向かうシナリオって感じかな。
この前のUnlimited brede worksと明らかに雰囲気が違ったからなのかな、
世間の評判はあまりよくないものらしいが。。。
前の2つで語られなかったことがぞくぞくと出てくるので俺としてはかなりおもしろかった!
ただこのルートは上の2つとは趣がかなり違ったものなので、連続でやると士郎の考え方が急に変わったようにも感じて戸惑うね。


あとあと奈須きのこさんと武内崇さんのインタビュー読んで、
『「Fate/stay night」が持つテーマとして、セイバールートが問題提訴だとすると凛ルートは解決編で、桜ルートはその応用編なんです。』
と言っていて、あぁなるほどなと思いましたね。
桜ルートの違和感は話の締めとして作られたのではと考えていたからで、こういうのもあっていいのではと考えるとすっきりするわ。