リアルゲームブックシリーズvol.1「本屋迷宮からの脱出」感想


まだ開催期間中なので、ネタバレにならない程度に感想を。

かかる時間と難易度

だいたい2時間弱で脱出成功。
制限時間がないから、脱出率で言えば5割を超えるんじゃないかな。
(有料だけどリトライもできるし)
仕組み上、時間がかかるところはあれど、内容自体は簡単なものだった。

ストーリー性について

舞台とナゾ解き方ありきで、作ったストーリーっぽく感じた。
下手に設定を掘り下げて読み手を混乱させることはなかったが、
逆に真相にたどり着いた際のカタルシスも軽減させてしまった。
ここの配分はほんと難しいので、自由参加型の本作では、
たしかにこのくらいの密度が限界なのかもしれない。

書泉グランデという舞台について

平日参加なので、そこそこ人がいるな〜という程度。
なので複数階にある椅子に座って、読んだり考えたりできたので、だいぶ助かった。
2時間階段を登り降りしたり、立ちっぱなしで考えたりは結構辛いと思う。
休日参加する方はちょっと気合入れて行ったほうがいい。

総評

謎解き初めての人向けにはいい催しではないかと思う。
1000円だから安いし、予約不要でいつでもやってるし。
だが重厚な謎やストーリーを求めている人には、物足りないと思う。
真相にたどり着くためのナゾ解き方がいまいちすっきりしないのもかなりマイナス。
スタッフを見たところ、SCRAP3年目?の人の作だったから、なんかそのへんは納得。
解き終わりまでの所要時間の配分はよかったから、次は納得性の向上に期待しましょうと。
まぁいろいろ苦言を書いたが、1000円の元は十分取れるので、
2,3時間暇だったらやってみてもいいんじゃないかな。