冴えない彼女の育てかた 7巻 感想


文庫版:冴えない彼女の育てかた (7) (ファンタジア文庫)
Kindle版:冴えない彼女の育てかた7 (富士見ファンタジア文庫)
ついに加藤が表紙に!!!
前回の引きもあり最終巻かと思われたのだが、どうやら第一部完という扱いらしい。
アニメと一緒に終わるラノベも多いから焦ったわ。
さすがに6巻の状態からどう収拾付けるのか全く分からなかったし。

以下、ネタバレありです

丸戸さんの作品によくある引きこもってエロ三昧な怠惰の健全版のような、
倫也と英梨々の関係だったけど、まさか絵師とライターをまるごと引き抜きで場面を転換させるとは……
たしかに倫也の心情はわかるが、クリエイターとプロデューサー・ディレクターの理論については納得させられる。生温い環境では誰も成長しない。
こういう学園物の枠に収まらない一手を打ってくるのはさすがだね。
表紙を飾っているだけあって、加藤の出番は多くいろいろな一面見せてくれて萌える!めんどくさい加藤いいな……
作中でも倫也言っているし、中折りで丸戸さんが言っているけど、
ロングの加藤は超絶美人じゃないか!!なにか冴えない彼女だ!
しっかし今回の挿絵は強力だったなー、加藤の泣き顔最後の挿絵三連発!!
深崎さんいい仕事してくれる!!
枠線なし背景なしトーンなしの絵って、小説とすげぇマッチするのね。
文字と一緒にストーンと入ってくるわ。
8巻でも英梨々と詩羽先輩は出てくるみたいだけど、
エロゲーだとやりづらい設定をラノベだと入れてくるねー、新鮮で楽しいわ♪

各キャラの立ち位置(個人の感想)

ラノベだとどのルートに乗っているのか分かりづらいんだよな。
コミカライズはルートごとに作られているから分かりやすいけど。
いまのところ個人的には以下の様な感想。

加藤恵 メインヒロイン
澤村・スペンサー・英梨々 正妻
霞ヶ丘詩羽 愛人
氷堂美智留 エロ用トラブルメーカー
波島出海 マスコット

加藤はメインヒロインだけど恋愛的な要素はなく、
なんというか別のヒロインを攻略中のメインヒロインみたいな印象。

リバーシブルカバー(2014/12/24追記)


まさかのリバーシブルカバー!!
漫画だとカバー裏は必ずチェックしてたけど、ラノベでも裏面仕様があるのね。
区切りとなる巻でこういうことしてくれるのは嬉しいなー♪