ROBOTICS;NOTES 全クリア

ROBOTICS;NOTESクリアしましたー!!
総プレイ時間は48時間くらい。

ROBOTICS;NOTES(初回限定版 ポケコンバック型スマートフォンケース/設定資料集 同梱)
以下、若干ネタバレありなので注意。

シナリオ

12章構成で、5章の終わりに各キャラの章に分岐する。
分岐するといってもシュタゲみたいに完全に世界線が変わるわけではなく、
あくまで地続きの世界線で、次の章が見ることができるようになったといったほうが正しい。
カオスヘッドでもシュタゲでもそうだったけど、
不安を掻き立てる演出と文章力は相変わらずすごいね!
そのあとなにもなくても、その過程がすごく怖く感じるとかうまいわ。
特に『かごめかごめ』が流れるところはいつも鳥肌立つ。
まさにカオスヘッドの『とうりゃんせ』と同じ効果!!
なんで童謡ってこんなに怖く感じるんだろうね。
残念だったのが、思ったよりも燃える展開が少なかった。
ADVだからしょうがないけど、キルバラは難易度低いのでいまいち強い敵と戦っている感がでないし、
心理戦もなくて、スローモーでたいていのことを解決しちゃうのはなんかな〜。
いっそのことコマンド入力なしで、ロボ対戦はムービーのほうがよかったかも。

過去作との絡み

『その目だれの目』や『世界線』を出したのに、過去作には直接関わりはなくて、
黒幕の組織が同じだったり、ちょろっと前作の要素が出てくるだけだったので、
前作をやった人がニヤリとするくらいかな。まぁ妥当なところかと。

テキスト

会話のやり取りが多いので、常時オートモードでもいいくらい。
掛け合いはおもしろいので飽きなかった。ただ長いところはすごく無駄に長い。
今作の主人公は性格破綻していないので、抵抗なくプレイできるんじゃないかな。

キャラクター

マジであき穂が可愛いんだけど、どうしよう!!
なんか動作がいちいち可愛くて困る。特にこんにゃろーをやったあとの表情とか好き。
中の人のナンジョルノも演技がうまい!!
ガンヴァレルについて暴走して話をしているのとか、
泣き声でしゃべっているのとかすごくリアルだった。
フラウは別の意味ですごかったw
ダルと基本言語は同じなんだが量が桁違い!
ほとんどセリフが2ちゃんのスラングやテンプレのセリフで、
よくこれほど入れ込んで会話が破綻しないなーと。
淳和はしゃべるのトロいしブツ切れだしイライラするんだけど、
淳和ルートが実は一番泣けた!
ドクとのあのシーンは卑怯だよ。。。

グラフィック

ロボも合わせると156枚。
この長さを考えると多いほうかな。
イベント絵よりも通常立ち絵というか3DCGがすごいので、イベント絵はおまけ程度に感じる。
通常立ち絵の3DCGがかなりすごくて、
2Dキャラ絵をうまいこと3Dになじませてるし、
動作もモーションキャプチャーでとっているので、すっごくリアル。
差分というか動きは、一番あき穂が多いんじゃないかな。

音楽

OPはいとうかなこさんじゃなくて、がっかりしてたんだけどZweiのOPかっこいいね!
サビの威力がかなりすげーわ!!
だからこそなんでラストバトルのBGMにこれを使わなかったのか……もったいない。
まぁ全力全開って突っ走るってラストバトルじゃなかったから、使っても浮くだけか。
ほかに印象に残っているのはファンタズムのED。
曲自体はかっこいんだけど、これがEDだと合わないEDがあるんだよねー。
キャラごとにEDがほしかったなー。
あとは怖い系のBGMはすごい威力を発揮していた。
曲名までは覚えてないけど、不安を倍増させてくれる。

操作性

セーブスロット:50か100くらい
デイリーで自動バックアップがあるから、セーブスロットはほとんど使わない。
ロード後にバックログ生きている
スキップ高速
音量やボイスなどの設定は必要十分。
ツイぽをちょくちょく見ないといけないので、
ポケコンを出せるときと出せないときがわかりにくい。
カイ視点のときで、イベント絵や空の絵ではなく、状況的にポケコンを出せる時という条件。

ムービー

かなり出来がいい。
ポケコンや居る夫。を使ったキャラ紹介や、
ロボの見せ方などはメカメカしていて、そっち系が好きに人にはぐっとくるね!
意味深な単語を表示したりと謎を提示したり、
OPとしてはかなりの情報量で、盛り上がるし本編をすごいプレイしたくなる内容。
シュタゲをやった人だと、世界線が出ているだけでたぎるしね!

総評

75点
過去作と比べての評価で言うと一番低い。
なかなか事件が起きなくて長いな〜と感じることはあったが、
普通の会話も楽しいので、飽きることはない。
不安を掻き立てられるので、先へ先へいきたくなる訴求力は半端ないが、
過去作に比べるとこちらの犠牲も少ないし直接的じゃない。
だから敵の巨大さや、それに立ち向かう無謀感が伝わらなかった。
愛と勇気と正義のガンヴァレルを主軸としているので、
残酷要素が少ないのには目をつぶるが、重要な燃えがどうしても足りなかった。
原因はロボの戦闘が派手じゃないのと、キルバラシステムのせいだろう。
これが良ければもっとよい作品になったのになー。
アニメのほうが映像なのでロボ戦が熱いかもしれないので、そっちに期待!